さらば、Palm。

Palm、Palm OSデバイスを終了、webOSのPreは世界展開へ - Engadget Japanese
僕が始めてPalmOSに触ったのは、IBMのWorkPadだった。
キビキビ動くその動作と、Windowsとの親和性、
母艦とサブ、といった感じの使い勝手が本当に心地よかった。
その頃は、飲み会の予定やらコミックスの発売日やらをガンガンHotSyncした。
システム手帳はあくまで「ビューワ」と捉えた思想が素晴らしかった。
 
あの頃は、WorkPadがあった、バイザーがあった。そしてもちろんSONYCLIEもあった。
PalmOS界は華やかだった。こんなに便利なものが廃れるわけがないと思っていた。
 
やがて、WindowsCEがやってきた。
アイツはカラー画面にWord、Excelが使える。動画も見られる。
なんてキャッチフレーズで少しずつ市場を食い荒らしていった。
 
そのうちに、IBMがWorkPadを撤退し、SONYCLIEを撤退し、Palmも日本から撤退し
ついでにSHARPもザウルスを・・・
って感じで、いよいよWindowsCE系の独占状態になった。
 
その頃になって、初めてWindows Mobileを使ってみた。
あんな、アプリの起動にユーザを待たせるようなシステム手帳は失格だと思った。
少なくとも、僕にはなじめなかった。
今でもそう思ってる。
 
その、PalmOSが終結する。
変わりに、WebOSのPreなるものが出るらしい。
期待してしまう。
どうせ・・・と、心の隅で不安に思いつつもワクワクしてしまう。
Palmが当初目指していたものは、決して間違っていなかった。
ぜひもう一度、世界をとって欲しい。
あの使いづらいOSをギャフンと言わせて欲しい。
だって、手帳を見るのにストレス溜まってたんじゃやってられないじゃん?